ルイボスティーが
できるまで

ルイボスは環境負荷の非常に少ない方法で栽培され加工されています。
もともとクランウィリアムの一体で自生していたルイボスは栄養分の少ない乾燥した土壌で驚くべき成長を見せ、水分もほとんど必要としません。
発酵や乾燥の過程でも南アフリカの太陽の恵みを受け自然の力が最大限活用されています。
そんな伝統的な生産方法を守りながらも世界最新鋭の設備を導入し製造されているのがルイボスマークの製品なのです。
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製造工程詳細(PDF)
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製造工程
ルイボスティーが日本に届くまで
0年目
種の採取
【11-12月】

畑に自然落下した種子を収集し、篩に掛けて乾燥保管。
1年目
研磨し、種に傷をつける
【1〜3月(苗床)・7〜8月 (直播)】
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2枚の石を使って種をこする。
防除
【2〜3月】
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研磨後の種にチウラムを使用。
播種
【2〜3月】
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種を苗床に播く。
防除
【2〜7月】

苗床にて農薬使用。
移植
【7〜8月】
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7~8月の冬最後の雨が降った後で苗を畑に植え替える。
2年目
刈込
【1-4月】

栄養成長を促し樹形を整えるために剪定を行う。
3〜5年目
収穫
【1-4月】
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種をまいてから2年後地面から30〜40cmより上部を刈取収穫する。ほとんどが手作業により行われるが刈り取り機を使用している畑もある。
束にまとめる
【1-4月】
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50〜80cmにカットした枝をいくつかの束にまとめる。
搬送
【1-4月】

束を加工ヤードに運ぶ。
裁断
【1-4月】
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収穫した枝を5mmまでの長さに裁断する。
堆積
【1-4月】

刻んだ茶葉をコンクリートの床に低く積む。
散水
【1-4月】

水分量が60%になるように水を散布する。
通気
【1-4月】
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湿った原料茶葉に空気を通す。
茶葉をつぶす
【1-4月】
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原料茶葉をトラクターの車輪で押し潰す。
発酵
【1-4月】
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原料茶葉を6~8時間かけて発酵させる。
広げる
【1-4月】
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発酵させた茶葉をコンクリートの乾燥ヤードに広げる。
天日乾燥
【1-4月】
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水分12%以下まで天日乾燥する。
茶葉の回収
【1-4月】
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荒茶をコンクリートのヤードから集め、保管用バッグに詰める。
搬入
【通年】
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茶葉をRLの倉庫に搬入する。(加工農場からの荒茶にのみ適用)
検査
【通年】
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入荷した茶葉を工場入口で抜き取り、ブレンド機に入れて検査に回す。
等級分けと品質分析
【通年】

抜き取った茶葉を分析し、等級分けする。
詳細はこちら保管
【通年】
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荒茶には受入ロット番号がつけられ倉庫に保管される。
出庫
【通年】

バッチは茶葉の等級、認証内容、残留農薬分析などに基づいて選ばれ、製茶工程に送り込まれる。
コンベアで移送

荒茶は予備ふるいのホッパーへコンベアで運ばれる。
予備ふるい
【通年】
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荒茶は6メッシュ振動ふるいによって異物や切れていない枝を取り除かれる。
一時保管
【通年】
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ふるった茶葉を予備ふるいサイロに一時保管する。
ふるい
【通年】
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2つ並んだマキジふるいで茶葉を5つの粗さに分別する。
くぼみのあるふるい
【通年】

スタンダードサイズの茶葉はくぼみのあるふるいを通り、長い針状の部分が取り除かれて各グレードとなる。
短期保管
【通年】
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4つの最終的なグレード、チョイス、スーペリア、ファインカット、クラシックは4つのサイロ2組の中に注ぎ込まれる。
ブレンディング
【通年】

茶葉は一つのサイロから引き出される時もあるが、ブレンドが必要な場合には複数のサイロから取られる場合もある。
金属除去
【通年】

サイロと殺菌機の間に茶葉は2本のフィンガーマグネット(クラシックグレードの場合は3本)と1台のローラーマグネットを通過する。
仮充填
【通年】
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500㎏の真空バッグに詰められ真空下でシールされる。
真空バッグはポリプロピレン織布の袋に入れられる。
分析試験

RL社内ラボと外部ラボにて分析検査を行う。検査項目は粒のサイズ、配分、密度、塊状の茶葉の割合、長い針状の茶葉の割合、残留農薬検査、官能検査。
廻しふるい
【通年】

茶葉は特注の廻しふるいによって選別される。このふるいを通ることで荒茶のサイズは均一化される。
風力選別機
【通年】

茶葉に含まれる軽い粉を風力で分離し、味の低下を招く雑味成分を取り除く。
電気選別機
【通年】

静電気の力を利用して異物を除去する。同時に水分含有量の少ない余分な茎等も取り除く。
HEID石取り機
【通年】

茶葉と混じっている肉眼では確認困難な大きさの小石や細かな粉塵や砂などの異物を除去する。
ダイアレスター磁選機
【通年】

10,000~11,000ガウスの強力な磁界を発生させるコイルの力を使って茶葉と金属異物を効果的に選別。茶葉に混入した細かな金属異物も除去。
金属探知機
【通年】

サーチコイルによってさらに細かな金属異物を検知し取り除く。上下二段に設置された金属探知機を2回通すことで、金属片やステンレス片なども除去する。検知能力FEΦ1.0mm、SUSΦ2.0mm。
目視コンベア
【通年】

機械による自動検知に加えて熟練の製造技術者による目視で異物がないかさらに検査を行う。
ブレンダー
【通年】

2台のブレンダーによってここまでのラインを通じて選別され異物除去された茶葉が全体的に均一になるようにブレンドを行う。
パイプマグネット
【通年】

ブレンダーによって均一になった茶葉を殺菌ラインに送る前に12,000~13,000ガウスの磁石になっているパイプを通すことで最終的に金属異物を除去する。
殺菌機
【通年】

茶葉の流れに沿って、高圧蒸気を短時間に均一に接触させ、高い殺菌力を保ちつつ茶葉の品質劣化も防止。0.15MPa、127℃、4.5秒の高圧短時間殺菌で一般生菌数3,000以下、大腸菌群陰性の微生物規格を実現。
分析試験
【通年】
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分析試験は外部の認定を受けた分析機関で行う。一般生菌数、大腸菌群等の菌検査および水分含有量の検査を行う。
真空パック
【通年】
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カートンの蓋にグレード名のスタンプを押す。
サンプル抜取
【通年】

製造ラインから100カートンごとに品質管理のテストのために抜取りを行う。品質管理テストの内容は茶葉サイズ分布と水分など。
分析試験
【通年】

RL社内ラボと外部ラボにて分析検査を行う。
保管
【通年】
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真空パックされた製品は蒸気殺菌された木製パレットに積まれ倉庫に保管される。
分析証明書発行
【通年】

RLはPPECBによる分析データと社内データをまとめて分析証明書(COA)を発行する。
輸出許可
【通年】

PPECBは輸出許可証明書を発行する。
ラベル貼付
【通年】
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側面と上面に1枚ずつラベルを貼付する。
出荷
【通年】

1124カートンが40フィートコンテナに詰められてケープタウン港へ向けて出荷される。
輸出
【通年】

コンテナはケープタウンを出港し日本へ向けて輸送される。
5〜6年目
輪作
【通年】
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ルイボスの木は焼くか機械によって取り除かれる。畑は休閑地とするか、オーツなどの輪作作物が植えられる。