日本向けの最高品質を
実現するために行われる
荒茶選別・異物除去・殺菌
『ルイボスマーク』は、世界で最も厳しい品質基準を持つ日本向けの茶葉を生産するため、日本向けにスコア8以上の優秀な茶葉だけを選別する「茶葉選別(官能検査)」を実施。
日本向けに選別された優秀な茶葉は、ルイボスティーの品質や味わいに影響を与える「異物除去」の工程と、日本で人気が高まっている水出しルイボスティーの需要に応える「殺菌」工程を経て出荷される。ルイボス社は、2020年に2億5,000万円をかけて日本向け茶葉専用の最新設備を導入した。
日本向け『ルイボスマーク』の
茶葉ができるまで
- 種まき
- 収穫
- 発酵
- 乾燥
- 荒茶選別(官能検査)
日本向けに、スコア8以上の荒茶だけを選別
検査手順
評価項目
荒茶官能検査による実際の結果
(2020年1-3月)
平均スコアが6(全体の約53%)という中で
日本向けに加工される荒茶は8以上の評価を得たものだけである。
- 日本向け専用の最新ラインで加工
(異物除去・殺菌)
スコア8以上の荒茶だけを日本向けの最新設備で加工
意外と知られていない、金属粒子・砂・石等の異物を徹底的に除去
●日本向けの安全なルイボスティーとは?
▲ 茶葉に混入した金属粒子
収穫されたルイボスは細かくカットされた後、「ドライヤード」と呼ばれる野外施設で水分を与え、太陽の下で6~8時間放置し発酵を促す。発酵後、さらに8時間ほど天日乾燥。このように、ルイボスティーは、自然の力を最大限に活用し作られる。それゆえ、どうしても避けられないのが異物の混入だ。ルイボスの茶葉と茎は硬く、カットの工程で裁断機の刃が摩擦熱で溶け出して、茶葉に混入してしまうことがある。また、発酵と乾燥のために長期間野外にさらされるため、砂や石が混じることも避けられない。「だからこそ、最新のテクノロジーで異物除去を徹底する必要があると考えた」(クリントン・ガス ルイボス社代表)
今回の新規製造ラインは、殺菌機だけでなく、最新の金属探知機や石取り機を導入して、南アフリカの自然の恵みであるルイボスティーを、より安全に享受することを可能にした。
● 品質や味わいの改善にも効果
新規製造ラインでは、異物除去を徹底するために、日本製および欧州製の最新機器を採用した。特に金属探知機は、ステンレスやアルミ片、および茶葉に付着した細かな金属粒子を取り除くことが可能になった。雑味のもととなる鉄分を含む砂や金属片の混入リスクが低くなるため、安全性のみならず、茶葉の品質や味わいの改善にも大きく貢献する。
▲ 強力な磁石で他社製品の茶葉をなぞると、金属粒子が混入した茶葉が付着した。
▲ ルイボス茶葉に混入している砂や石
廻篩機
ルイボス茶葉の選別の為に特注された廻しふるい。茶葉の大きさを均一にし、最適な選別を実現。
風力選別機
茶葉に含まれる軽い粉を風力で分離し、味の低下を招く雑味成分を取り除く。
電気選別機
静電気の力を利用して異物を確実に除去。同時に水分含有量の少ない余分な茎等も取り除く。
HEID石取り機
石取り機としては世界中で定評のあるオーストリアのメーカーCimbria Heid社の石取り機は小石だけでなく細かな粉塵や砂などの異物をしっかりと除去する。
ダイアレスター磁選機
10,000〜11,000ガウスの強力な磁界を発生させるコイルの力を使って茶葉と金属異物を効果的に選別。茶葉に混入した細かな金属異物も徹底して除去。
金属探知機
サーチコイルによってさらに細かく金属異物を検知し取り除く。上下二段に設置された金属探知機を2回通すことで、鉄だけでなくステンレスやアルミ片も除去できる能力がある。
パンチホールプレート
直径2.8ミリの穴が開いたステンレス製プレートの上を、茶葉が振動しながら通過することで針状の異物を除去します。
ブレンダー
2台のブレンダーによってここまでのラインを通じて丁寧に選別され、徹底的に異物が除去された茶葉が全体的に均一になるようにブレンドを行う。
パイプマグネット
ブレンダーによって均一になった茶葉を殺菌ラインへと送る前に、12,000〜13,000ガウスの磁石になっているパイプを通すことで最終的に金属異物を取り除く。
殺菌機
茶葉の流れに沿って、高圧蒸気を短時間に均一に接触させ、高い殺菌力を保ちつつ茶葉の品質劣化を防止。
0.15MPa、127℃、4.5秒の短時間高圧殺菌で一般生菌3,000以下、大腸菌群陰性の品質を可能にした。
- 充填
- 分析試験
- 出荷
-
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